相談すべきサイン診断ブック
夫婦だけで解決できる?
セックスレス専門カウンセラーが作った

相談すべきサイン
診断ブック

レス相談実績 500件以上
ふうふの相談窓口
布施 利穂
監修:布施 利穂 公認心理師・臨床心理士

はじめに

この資料は、解消法を並べたものではありません

この資料を手に取ってくださったあなたは、パートナーとの関係について、誰にも話せない悩みを抱えていらっしゃるのだと思います。

最初にお伝えしたいのは、セックスレスに悩むのは、決して特別なことではないということです。ただ、性の話題は人に相談しにくく、多くの方がひとりで抱え込んでいます。友人にも、親にも、時にはパートナー本人にも言えないまま、時間だけが過ぎていく。そんな状態の方が、本当にたくさんいらっしゃいます。

この資料の目的は、今のおふたりがどんな状態にいて、夫婦だけで向き合える段階なのか、それとも専門家を入れた方がいい段階なのかを見極めることです。

この資料の使い方

この資料は、ひとりで読んでも、ふたりで一緒に読んでもかまいません。まずはあなたひとりで目を通して、気持ちが整理できてからパートナーに見せる、という順番でも大丈夫です。

この資料のゴール

読み終えたときに、「自分たちはどのタイプに近いのか」「何がこじれの原因になっているのか」「次に夫婦だけで話してよいのか、一度専門家に整理してもらった方がよいのか」が見える状態を目指します。

焦らなくて大丈夫です。読みながら、当てはまるところにチェックを入れてみてください。正解を探すのではなく、今の状態を一緒に整理していきましょう。

この資料の流れ

01セックスレスを見極める5つの前提
02あなたたちはセックスレス状態?
03セックスレスになる本当の原因 4つのパターン
04相談すべきサイン・重症度チェック
05夫婦だけで解決しづらくなる理由
06パターン別・家庭でできる最初の一歩
07やってはいけないNG行動
08専門家に相談する目安
09初回カウンセリングで整理できること
10相談前メモシート
布施 利穂

監修:布施 利穂

公認心理師・臨床心理士

セックスレス専門カウンセリング「ふうふの相談窓口」カウンセラー。臨床心理学・脳科学・性科学に基づくアプローチで、累計1万件以上の心理相談、500件以上のセックスレス・夫婦関係の相談に対応しています。

01

セックスレスを見極める5つの前提

まず、よくある「誤解」からほどいていきます。セックスレスの悩みを深くしているのは、レスそのものよりも、世の中に広がっている「誤解」であることが少なくありません。ここをほどくと、相手を責める前に、今のおふたりの状態を落ち着いて見やすくなります。

誤解 1

「1ヶ月ないとセックスレス」という基準に当てはめすぎる

一般的な定義を目にしたことがあるかもしれません。ただ、大切なのは頻度の数字そのものではなく、ふたりが今の状態をどう感じているかです。どちらか一方が寂しさ、不安、拒絶感、義務感を抱えているなら、相談してよいテーマです。

誤解 2

セックスがない=愛情がない

愛情の感じ方は、人によって違います。言葉で愛情を感じる人、一緒に過ごす時間で感じる人、身体的な触れ合いで感じる人。触れ合いで愛情を感じるタイプの人が断られ続けると、「もう愛されていない」と受け取ってしまいます。しかし実際には、愛情がないのではなく、愛情の伝え方・受け取り方がすれ違っているだけ、というケースも多くあります。

誤解 3

産後や年齢による変化は「気持ちの問題」

出産後、夫に対して理由のわからない嫌悪感を抱いてしまうことや、年齢に伴う乾燥・痛みが生じることがあります。これは愛情がなくなったからとは限りません。体の仕組みによる反応を知らないことで、男性側は「愛されていない」、女性側は「自分が悪い」と誤解してしまうことがあります。

誤解 4

AVや漫画のようなセックスが「普通」

日本では、性について学ぶ機会が多くありません。その結果、アダルトコンテンツを「お手本」にしてしまうことがあります。しかし、それはエンターテインメントであり、演出です。エンタメを基準にすると、「こう進めなければいけない」という義務感やプレッシャーが生まれ、セックスが「タスク」になってしまいます。

誤解 5

解消のゴールは「性行為の回復」

ゴールは、ただ性行為の頻度を取り戻すことではありません。大切なのは、お二人にとって心地よい「触れ合い方」や「愛情の伝え方」を、一緒に見つけていくことです。まずは会話、手をつなぐことから始める夫婦もいれば、ハグだけで満たされる夫婦もいます。カップルの数だけ、心地よい関係の形があります。そのお二人らしい形を、一緒に探していきます。

ふうふの相談窓口の考え方

セックスレスは、単に「回数が少ない状態」ではありません。どちらか一方、または双方が、寂しさ・不安・拒絶感・義務感を抱え、安心して話せなくなっている状態を、相談すべきサインとして見ていきます。

02

あなたたちはセックスレス状態?

まずは「数字」ではなく「苦しさ」で確認します。当てはまるものにチェックを入れてください。チェックの数で人を責めるためのものではありません。今の状態を、少しだけ客観的に見るためのものです。

性行為の頻度について、どちらか一方が寂しさ・不安・不満を抱えている
誘うこと、または断ることに、怖さや気まずさがある
触れ合いが減り、相手の反応を気にして避けてしまうことがある
性の話題を出すと、空気が悪くなる・喧嘩になる・沈黙が増える
「このままでいいのかな」と思いながら、何ヶ月も話せていない
相手に愛情があるのに、性の話になると責める・責められるように感じる
自分たちで解決しようとしているのに、同じところで止まってしまう

チェック結果の見方

0個

今すぐ深刻な状態とは限りません。

ただし、違和感が続く場合は、ふたりの価値観を早めに言葉にしておくと安心です。

1〜2個

セックスレスの悩みに近づいている可能性があります。

原因パターンを確認し、家庭でできる小さな一歩から始めてみてください。

3個以上

セックスレスの悩みとして向き合ってよい段階です。

原因タイプと重症度を確認し、夫婦だけで話すべきか、専門家に整理してもらうべきかを見極めましょう。

※チェックが0〜2個だった方も、この先の原因タイプチェックや重症度チェックは、今後ふたりの関係を見直すための参考になります。よろしければ、続けて読み進めてみてください。

03

セックスレスになる本当の原因 4つのパターン

500件以上のご相談から見えてきた、レスの主な原因を4つのパターンに整理しました。自分たちがどのパターンに近いか、考えながら読んでみてください。複数が重なっていることもよくあります。

1

忙しさと環境

仕事・家事・育児に追われ、休む時間すらない。気持ちではなく環境の問題。

2

愛情の感じ方のすれ違い

愛情の伝え方・受け取り方が違うだけで、「愛されていない」不安が膨らむ。

3

ホルモン・体の変化

産後・年齢によるホルモンの揺らぎ。気持ちや努力ではどうにもならない領域。

4

固定概念とプレッシャー

「こうあるべき」がセックスを重いタスクに変え、遠ざけてしまう。

あなたたちはどのパターン? 原因タイプチェック

1 忙しさと環境
ゆっくり休めた日が、ここ1ヶ月思い出せない
家の中で「夫婦・恋人」ではなく、役割だけで過ごしている感覚がある
仕事・家事・育児で、性や触れ合いの優先順位が自然に下がっている
セックスの話より先に、まず休む時間の話をしたいと感じる
2 愛情の感じ方のすれ違い
「愛されているか」を確かめたい気持ちが強い
相手がどんなときに愛情を感じるか、答えられない
断られると、行為だけでなく自分自身を否定されたように感じる
本当はセックスそのものより、大切にされている実感がほしい

1つのパターンに決めきれなくても大丈夫です。実際のご相談でも、忙しさ・愛情のすれ違い・体の変化・プレッシャーが重なっているケースは珍しくありません。

3 ホルモン・体の変化
産後・年齢の前後で、気持ちや体感が変わった
痛み・乾燥・不快感・体のこわばりがある
性欲がわかないことを、自分の努力不足のように感じている
婦人科・泌尿器科など、医療面の相談も必要かもしれないと感じる
4 固定概念とプレッシャー
「こうしなければ」と考えると気が重くなる
誘う・応じることが義務のように感じられる
触れ合いが性行為に直結しそうで、身構えてしまう
男性らしさ・女性らしさ・夫婦らしさの思い込みに苦しくなる

最もチェックが多いパターンを、次章「最初の一歩」を読むときの参考にしてください。複数が同じ数でも問題ありません。

4つのパターンの見立て

パターン1|忙しさと環境のレス 仕事、家事、育児に追われて「そんな気分になれる状況じゃない」。子どもが横で寝ている。家でも「父・母」「仕事人」の役割が脱げず、ひと息つく時間すらない。このパターンは、愛情や気持ちの問題ではなく、環境の問題であることが多いです。

パターン2|愛情の感じ方のすれ違い 愛情の感じ方は人それぞれです。このすれ違いが続くと、「セックスがない=愛されていない」という不安が膨らみ、夫婦関係全体がぎくしゃくしていきます。「本当はセックスがしたいのではなく、愛されていることを確かめたかっただけ」と気づかれる方も少なくありません。

パターン3|ホルモン・体の変化 産後のホルモン変化、更年期に向けたホルモンの揺らぎ、それに伴う乾燥や痛み。これらは体の変化であり、気持ちや努力だけでどうにかなるものではありません。状況によっては、婦人科や泌尿器科など医療機関との連携が必要になる場合もあります。

パターン4|性への固定概念とプレッシャー 「男性がリードしなければいけない」「最後までやり遂げなければいけない」などの思い込みは、セックスを重いタスクに変えてしまいます。義務になれば面倒になり、面倒になれば遠ざかる。まずは「触れ合い=性行為」という一本道をゆるめることが大切です。

この4つに当てはまらなくても、大丈夫です

ここでご紹介した4つは、代表的なパターンをわかりやすく整理したものです。実際のご相談では、それだけでは説明できないケースもたくさんあります。

たとえば、長く一緒に過ごす中で、パートナーを「大切な家族」と感じるほど安心感が増え、反対に性的なときめきが生まれにくくなることがあります。安心や愛情と、性的な欲求は、必ずしも同じ動きをするものではありません。また、一つの原因だけではなく、いくつもの要因が重なり合っていることも少なくありません。

「どれにも当てはまらない気がする」「自分たちは何が起きているんだろう」。そんな方も、ご安心ください。カウンセリングでは、お二人の背景を一緒に整理しながら、お二人らしい関係の形を探していきます。

04

相談すべきサイン・重症度チェック

この章では、今の段階を見極めるチェックを行います。原因タイプがわかったら、次は「今どの段階にいるか」を確認します。セックスレスは、原因よりも重症度を見誤るとこじれやすくなります。家庭でできることから始めてよい段階なのか、一度専門家に整理してもらった方がよい段階なのかを見ていきましょう。

A話し合いの難しさ
話題にすると、険悪になる・沈黙になる・どちらかが泣いてしまう
何度も話し合ったが、毎回同じ結論・同じ喧嘩になる
相手の反応が怖くて、本音を言えない
B傷つき・回避
誘う側が、傷つくのを避けるためにもう誘えなくなっている
応じられない側が、罪悪感・嫌悪感・プレッシャーを抱えている
触れる・近づく・同じベッドに入ることにも緊張がある

A・Bにチェックが多い場合は、話し合いの進め方そのものを見直すサインです。無理に結論を出そうとせず、続きのC・Dも確認してください。

C関係悪化のサイン
離婚・別居・不貞、パートナー以外に気持ちや体の満足を求めることなどが頭をよぎる
相手への怒り、不信感、諦めが強くなっている
セックスレス以外にも、会話・協力・思いやりが減っている
D心理・医療の専門的ケアが必要な可能性
痛み・乾燥・恐怖・過去のつらい経験が関わっているかもしれない
産後・更年期・身体疾患・薬の影響など、体の要因がありそう
無理に応じた経験、強い嫌悪感、性的な傷つきがある

A〜Cのチェック数を合計してください。Dに1つでも当てはまる場合は、合計数に関係なく「レベル4」も視野に入れてください。

重症度の判定結果

1

レベル1(0個)

様子見・セルフケアで向き合える可能性がある段階。話し合いが大きくこじれていない状態です。

次の一歩:まずは原因タイプに合わせた「小さな一歩」から始めてみてください。話す時間帯やテーマを絞るだけでも変化が出ることがあります。

2

レベル2(1〜2個)

夫婦だけではこじれやすくなっている段階。誘う・断る・話すことに怖さが出始めています。

次の一歩:無理に白黒つけず、話し合いのルールを作るか、一度ひとりで相談して整理することをおすすめします。

3

レベル3(3個以上)

専門家に相談してよい段階です。3つ以上当てはまるということは、傷つきや回避が少しずつ積み重なっているサインです。当事者同士だけで話すと、話し合いが攻防戦になりやすくなっています。

次の一歩:夫婦で来られなくても大丈夫です。まずはおひとりで、何が起きているのかを整理するところから始めてください。

4

レベル4(Dに該当)

心理・医療の専門的ケアも検討したい段階。体の痛み、恐怖、過去の傷つき、産後・更年期などが関わっている可能性があります。

次の一歩:夫婦の努力だけで解決しようとしないでください。必要に応じて心理職や医療機関と連携しながら、安全に進めることが大切です。

大切なこと

レベルが高いことは、夫婦として「失敗している」という意味ではありません。むしろ、ここまで二人で、あるいはお一人で抱えてきたからこそ、整理するための第三者が必要になっているだけです。

05

夫婦だけで解決しづらくなる理由

夫婦だけで解決しづらいのは、話し合いが下手だからではありません。セックスレスをめぐる話し合いには、性、愛情、自尊心、拒絶、罪悪感、過去の傷つきといった、繊細なテーマがいくつも重なります。そのため当事者同士だけで話すと、話の内容そのものより先に「どう受け取ったか」という感情が動いてしまい、冷静に話すことが難しくなるのです。

よくある受け取り方
専門家視点で見ると

誘う側

「断られた」

実際には相手の疲れや体の変化が理由でも、人格や魅力を否定されたように感じやすい。

応じられない側

「責められた」

相手は寂しさを伝えたいだけでも、責任を追及されているように感じ、防衛的になりやすい。

話し合い

「解決しよう」

解決を急ぐほど、どちらかが我慢する結論になりやすく、次に話すことがさらに怖くなる。

沈黙

「揉めたくない」

一時的には平和に見えても、寂しさ・罪悪感・怒りが蓄積し、関係全体の距離になりやすい。

専門家が入る意味

専門家は、どちらかを正しい・間違っていると裁く人ではありません。誘う側の傷つきと、応じられない側の苦しさを同時に扱い、ふたりの会話が攻防戦にならないように整理する「通訳者」「交通整理役」です。

06

パターン別・家庭でできる最初の一歩

解消法ではなく、関係を見直すための初期対応です。

1

パターン1の方へ|「休む時間」の話し合いから

最初のテーマは、セックスではなく「どうすればお互いが休める時間を作れるか」です。忙しさに慣れてしまうと、異常な状況を異常だと感じられなくなります。まず生活そのものを見直すこと。それが、ふたりの関係を立て直す土台になります。

2

パターン2の方へ|お互いの「愛情の感じ方」を知る

「あなたはどんなときに愛されていると感じる?」と、一度聞いてみてください。言葉なのか、一緒に過ごす時間なのか、触れ合いなのか。相手の感じ方を知り、相手が受け取りやすい形で愛情を伝える。それだけで、すれ違いが小さくなることがあります。

3

パターン3の方へ|まず、体の変化について「知る」

産後や年齢によるホルモンの変化について、ふたりで知ることが最初の一歩です。これは女性だけでなく、男性こそ知っておく必要がある知識です。症状によっては、専門機関への相談も選択肢に入れてください。

4

パターン4の方へ|「触れ合い=性行為」のプレッシャーを手放す

いきなり性行為を目指す必要はありません。ハグ、手をつなぐ、隣に座って肩が触れる。そんな軽い触れ合いから始めて、ふたりにとっての「心地よい」を探してみてください。

07

やってはいけないNG行動

良かれと思った行動が、逆効果になることもあります。

NG 1

空腹・眠い・疲れているときに話し合う

多くのご夫婦が、寝る前に話し合おうとします。しかし、疲れて余裕のない状態での話し合いは、こじれるための条件が揃っているようなものです。話し合いは、お互いに余裕のある時間帯を選んでください。

NG 2

怒りに任せて、別の喧嘩のついでに切り出す

別の喧嘩が発端になって、その勢いでレスの話を持ち出す。これは最も避けたいパターンです。怒りの中で出た言葉は、内容がどれだけ正しくても、相手には攻撃として届きやすくなります。

NG 3

ふたりだけで白黒つけようとして消耗する

「夫婦のことなんだから、ふたりで解決するしかない」と考える方は多いです。しかし、当事者同士の話し合いは感情がぶつかりやすく、冷静な第三者がひとり入るだけで、話し合いの質は大きく変わることがあります。

話し合う前の確認

「今日、話し合っても安全な状態か?」を先に確認してください。疲れている、怒っている、結論を急いでいる、相手を説得したい気持ちが強い。このどれかに当てはまるなら、その日は深い話を避けた方がよい場合があります。

08

専門家に相談する目安

「どんな状態になったら相談すべきですか?」と聞かれることがあります。答えは、「こんなことで相談していいのかな」と思った時点で、もう相談していいということです。むしろ、「こんなこと」と思っていることほど、実は重要な問題であることが多いのです。

こんな方に、特におすすめします

04章の重症度チェックで「レベル2以上」だった方には、一度専門家に整理してもらうことをおすすめします。レベルにかかわらず、次のような場合もご相談ください。

パートナーに話す前に、まず自分の気持ちを整理したい
深刻ではない気がするけれど、この違和感を放置していいのか不安

おひとりでの相談も可能です

「まだ夫婦で行く決心はつかないけれど、自分の気持ちを整理したい」。そんな段階でも大丈夫です。いきなり相手を連れてくる必要はありません。まずは、あなたが安心して話せる場所で、状況を整理することから始められます。

09

初回カウンセリングで整理できること

相談は、いきなり解決策を押しつける場ではありません。初回カウンセリングでは、「誰が悪いか」を決めるのではなく、今のおふたりに何が起きているのかを一緒に整理していきます。性の悩みは、話す順番を間違えると傷つきやすいテーマです。だからこそ、まずは地図を作ることが大切です。

1

レスが始まった時期・きっかけ

いつ頃から変化が起きたのか。出産、転職、育児、体調、喧嘩、傷ついた言葉など、背景を整理します。

2

誘う側・応じられない側それぞれの気持ち

寂しさ、不安、罪悪感、嫌悪感、怖さ、諦めなど、表に出にくい感情を丁寧に言葉にします。

3

体の痛み・ホルモン・医療連携の可能性

気持ちの問題だけで扱わず、身体面や医療機関への相談が必要かどうかも見ていきます。

4

話し合いがこじれるパターン

どの言葉で傷つき、どの場面で防衛的になるのか。夫婦だけでは見えにくい会話の癖を整理します。

5

これから取り組む順番

いきなり性行為を目指すのではなく、休息、会話、安心できる触れ合いなど、今の段階に合った順番を考えます。

10

相談前メモシート

言葉にしづらいことを、少しだけ書き出してみる。すべて埋める必要はありません。書けるところだけで大丈夫です。カウンセリングに持ち込む場合も、このメモをそのまま見せる必要はありません。あなた自身が、今の気持ちを整理するために使ってください。

今いちばんつらいことは何ですか?

パートナーに本当はわかってほしいことは何ですか?

これまで話し合いでこじれた場面はありますか?

体の痛み・不調・怖さ・嫌悪感など、気になることはありますか?

相談できたら、最初に整理したいことは何ですか?

あなたたちの状態 まとめカード

ここまでの内容を、1枚にまとめておきます。あとで見返すときは、このページだけ見れば思い出せます。

あてはまる原因パターン(複数可)

1 忙しさと環境
2 愛情の感じ方のすれ違い
3 ホルモン・体の変化
4 固定概念とプレッシャー

重症度レベル

レベル1(セルフケアで向き合える段階)
レベル2(夫婦だけではこじれやすい段階)
レベル3(専門家への相談をおすすめする段階)
レベル4(心理・医療の専門的ケアも検討する段階)

次にすべき一歩(自分の言葉で書いてみてください)

気になったこと・忘れたくないメモ

ABOUT OUR COUNSELING

ふうふの相談窓口のカウンセリングについて

わたしたちが行うセックスレスカウンセリングは、「セックスをすること」を目的とするものではありません。セックスレスという形で現れている背景を心理学的に整理し、ご夫婦がお互いを理解し合い、心も体も安心できる関係を取り戻していくことを大切にしています。

背景には、さまざまな要因が重なっています

セックスレスの背景には、次のような要因が重なっていることが少なくありません。だからこそ「セックスレス」という結果だけを見るのではなく、その背景にある心理や夫婦関係を丁寧に整理し、お二人に合った改善方法を一緒に考えていきます。

コミュニケーションのすれ違い
育児や仕事による心身の疲労
性に対する価値観や思い込み
過去の傷つきやトラウマ
自己肯定感や愛着の問題
ライフステージの変化

心理学的な見立てを大切にしています

同じ「セックスレス」という悩みでも、原因や背景はご夫婦によって大きく異なります。まずはお二人それぞれのお話を伺いながら、次の3つを臨床心理学・脳科学・性科学の視点から丁寧に整理していきます。「どちらが悪い」という見方ではなく、お二人のすれ違いを“翻訳”しながら、それぞれの気持ちや背景を理解できるようサポートします。

1今、何が起きているのか
2なぜその状態になったのか
3どこから改善していくことが大切なのか

ご夫婦に合わせた心理的アプローチ

見立てをもとに、ご夫婦の状態に合わせてさまざまな心理学的アプローチを組み合わせながら進めていきます。たとえば、次のような取り組みです。

「断られるのが怖い」「応えなければ嫌われる」といった思い込みを整理する
安心して気持ちを伝え合えるコミュニケーションを身につける
「触れ合い=性行為」というプレッシャーを和らげる
非性的なスキンシップから親密さを育てていく
自己肯定感や愛着のパターンを理解する
過去の経験や傷つきが現在の夫婦関係に与えている影響を整理する

特定の心理療法だけに当てはめるのではなく、認知行動療法や愛着理論、家族システムの視点、精神療法、脳科学、性科学などの知見を統合しながら、一組一組に合わせた支援を行っています。

わたしたちが大切にしていること

わたしたちは、セックスレスを「夫婦のどちらかが悪い問題」とは考えていません。多くの場合、セックスレスは、お二人がそれぞれ一生懸命に生きてきた結果として現れたサインです。だからこそ、責めるのではなく、その背景を一緒に整理し、お互いを理解し直すことを大切にしています。

セックスレスの改善は、性行為を再開することだけがゴールではありません。「またこの人と一緒にいたい」「安心して気持ちを伝えられる」と感じられる関係を築き、お二人らしい夫婦の形を見つけていくことを目指しています。

ここまで読んでくださったあなたへ

この資料で「自分たちのパターン」や「今の段階」が少し見えてきたなら、次の一歩は、それをおふたりの状況に当てはめて整理することです。セックスレス専門のカウンセラーが、責めず、急かさず、中立の立場でお手伝いします。

よくあるご質問

Q.オンラインでも相談できますか?

A.はい、全国オンライン対応しています。ご自宅から、周りを気にせずご相談いただけます。

Q.パートナーに内緒で相談できますか?

A.はい、おひとりでのご相談も可能です。無理にパートナーを連れてくる必要はありません。

Q.途中でやめることはできますか?

A.もちろんです。話してみて合わないと感じたら、途中で終えていただいて構いません。売り込みは一切しません。

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売り込みは一切しません。話してみてから決めてください。

布施 利穂(公認心理師・臨床心理士)

監修者紹介

布施 利穂

布施 利穂

公認心理師・臨床心理士

セックスレス専門カウンセリング「ふうふの相談窓口」カウンセラー。臨床心理学・脳科学・性科学に基づくアプローチで、累計1万件以上の心理相談、500件以上のセックスレス・夫婦関係の相談に対応しています。

1番身近な存在であるパートナーとの関係に悩むとき、心はとても深く傷つきます。「どうしてこんなにすれ違ってしまうんだろう」「本音を伝えるのがこわい」。そんな想いを、これまでたくさん伺ってきました。

まずは、安心できる場所で、今の気持ちをそのまま話してみませんか。正しさよりも、あたたかさを。

発行:ふうふの相談窓口(minus株式会社)

https://fufu-mado.minus.co.jp/

※本資料の内容は、特定の効果を保証するものではありません。心身の症状がある場合は、医療機関にご相談ください。
※本資料の無断転載・複製はご遠慮ください。