夫婦やカップルにおいて、スキンシップはパートナーとの絆を深めるための大切な手段です。
しかし「いつも自分からばかりスキンシップをしている」と、不安で寂しい気持ちを抱えている方もいるはず。「してほしい」と伝えたいけど、めんどくさいやつと思われるのは辛いですよね。
本記事では、スキンシップを誘ってくれないパートナーの気持ちや、めんどうと思われない誘い方を解説します。
「スキンシップが自分からばかり」の問題から見える現状

スキンシップが自分からばかりになっている状態は、夫婦やカップルの関係性が一方通行になっている可能性を示しています。
相手からスキンシップしてくれないと、「愛されてないのかな」「飽きられちゃったのかな」と、寂しく、虚しく、不安な気持ちがたくさん溢れてきますよね。「本当にこのままでいいのかな…?」と、付き合った当初は輝いていたパートナーとの未来が暗く閉ざされて見えてしまうこともあります。
またスキンシップが一方向な状態が続くと、やがてセックスレスに陥り、パートナーの浮気や不倫という結果になることも。きちんと現状を理解し、本音を解放していくことが重要です。
なんでパートナーからスキンシップしてくれないの?

よくあるのが、自分からスキンシップをする方法がわからないというパターンです。
この場合、決してあなたのことを愛していないわけではなく、単純にどう誘えばいいのかわからないだけで、きちんと本音を伝えることで解決する場合があります。
また、スキンシップがマンネリ化したことが原因の可能性も。同じご飯を食べ続けると飽きてしまうように、毎回同じような流れでスキンシップをしていると、相手も積極的に誘う気持ちが薄れてしまうことがあります。
新しい方法や変化を取り入れることが、満足のいく関係値を作る近道かもしれません。

公認心理師・臨床心理士
一般心理学的に人が行動を起こす理由の多くは自分自身に何かしらのメリットがある時です。スキンシップ自体が心地いいもの・楽しいもの・心安らぐもの、など相手にとって、それをすることで何かしら得られる感情や状態があるかどうかを一度考えてみてもいいかもしれません。
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正しいスキンシップの誘い方・伝え方

正しいスキンシップの誘い方・伝え方をまとめました。
- 素直に気持ちを伝える
- ナチュラルなボディタッチをしてみる
素直に気持ちを伝える
素直に気持ちを伝えてみるのも一つの手段です。
「スキンシップしてくれなくて寂しい」「いつも自分ばかりで本当は嫌なんじゃないかって怖い」など、自分の本音をさらけ出してみましょう。パートナーが真剣に耳を傾けてくれるようであれば、解決までそう遠くありません。
もしパートナーがまったく話を聞いてくれない場合は、夫婦・カップルとしての関係性が崩れている可能性があります。別の方法を試して、関係性を修復していく必要があるでしょう。

公認心理師・臨床心理士
やはり、ここでもコミュニケーションは大切です。スキンシップに不満はなく”相手がいつも誘ってくれるから”と特に深い意味はなく自分から誘っていない場合もあります。逆に、”断るのが面倒だから”という理由もあるかもしれません。少なくとも理由は相手の中にしか存在しないので、きちんと気持ちを伝え、解決していく必要があります。
ナチュラルなボディタッチをしてみる
- 後ろからハグしてみる
- そっと手をつないでみる
- 頭や肩など体に軽く触れてみる
上記のようにナチュラルなスキンシップをしてみましょう。
手をつなぐなどスキンシップのハードルが高くないことが重要です。相手の気持ちが昂っていないのに、いきなりキスなどの激しいスキンシップをしてしまうと、めんどくさいと思われてしまうことがあります。
自然な流れでボディタッチをしてみて、徐々にスキンシップを高めていきましょう。
めんどくさいと思われたくない!パートナーからスキンシップしてほしい場合の対策は?

パートナーからたくさんのスキンシップをしてもらいたい場合、今までにはない刺激を与えることが効果的です。たとえば、新しい髪型にしてみたり、普段と違う服を着てみたりするなど、「なんかいつもと違う?」と相手の興味を引くようにしましょう。
また、おしゃれなバスボムを見せて、自然に一緒にお風呂に入る流れを作る方法も効果的です。バスボムのように、ラブグッズやアダルトグッズを使って、パートナーの好奇心を引き出すのも一つの手です。
小さな変化や新しい刺激が、相手に新鮮な印象を与え、スキンシップを誘いやすくします。
もし今まで自分から積極的に誘っていた場合、あえて自分から誘わず、無言の時間を作ることを試してみてはいかがでしょうか。引いてみることで、パートナーは「今日はどうして来ないんだろう?」と感情が揺れ動きます。
その結果、パートナーの気持ちが揺らぎ、不安感から積極的にスキンシップを誘うようになります。

公認心理師・臨床心理士
どんなカップルでも必ず【飽きる】【慣れる】という感覚は訪れるものです。脳内のホルモン的に恋愛状態は2年が限界という話は有名です。お互いに見た目だけでなく、常に新しいことにチャレンジしたり、新しい情報を交換し合うなど刺激のある二人は、スキンシップを誘い合う関係でいられることが多いです。