• 「彼氏とは仲が良いし、結婚を考えるほどいい人だけど、スキンシップだけは生理的に無理
  • キスとかハグとかのスキンシップされるとどうしても気持ち悪さを感じてしまう…この先どうしたらいいの?

今の彼氏と付き合ってみたはいいものの、スキンシップに嫌悪感を抱いてしまい、結婚か別れるかの選択肢で悩んでる方は少なくありません。

愛情はあるはずなのに、ハグやキス、手をつなぐと体が拒否してしまい、「なんでだろう」「ごめんね」とパートナーに申し訳ない気持ちが溢れて出てきてしまいます。

そのことで自分を責めてしまっている方もいるでしょう。しかしスキンシップが生理的に無理と感じるのはよくあることで、悩んでいるのはあなただけではありません。

そこで本記事では、スキンシップが生理的に無理、気持ち悪いと感じる理由や、今後の関係をどうしたらいいのかを公認心理師、臨床心理士監修のもと解説します。

監修者 中村小春
公認心理師・臨床心理士

カウンセラーとしての相談件数は、8600件以上。大学院卒業後、教育業界で不登校・虐待に関する案件、発達障害の就労支援や、法人でのメンタルヘルスマネジメントなどの研修を担当。教育機関での経験や自身の不妊治療、出産を経て、パートナーシップの大切さを痛感。現在は、恋愛・夫婦関係改善の専門家・カウンセラーとして活動中。日本心理臨床学会 や東京都公認心理師会 、臨床心理士資格認定協会に所属。

執筆者
ふうふの相談窓口

ふうふのマガジン編集部では、公認心理師・臨床心理士の監修のもと、夫婦関係・セックスレス・に関するテーマで情報発信をしています。SEOディレクターとして1,000本以上の記事を執筆してきた経験をもとに、見やすさ、わかりやすさを心掛けています。

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    彼氏のことは好き!いい人だけどスキンシップは生理的に無理はよくあること

    「彼氏とのスキンシップは生理的に無理」と感じる女性は少なくありません。

    告白されていい人だったから付き合ったのに、いざスキンシップするときに拒否反応が出ると、その場から逃げ出したい気持ちになりますよね。

    何より相手に申し訳ない気持ちで、「付き合ったのにごめんね」「付き合ったからキスやハグぐらいするのは当たり前なのにね」と、自分を責めてしまうかもしれません。

    しかしスキンシップが生理的に無理と感じる女性は意外と多い傾向。悩んでいるのはあなただけではありません。

    たとえばよくあるケースとして、婚活で焦っている女性の事例が挙げられます。仕事などの条件の面でいいなと感じる人と出会い、結婚に焦ってたこともあって付き合ったものの、いざスキンシップを求められると衝動的に拒否。

    その結果として、「思っていた以上に自分は相手のことを好きじゃなかったんだ」と、スキンシップがきっかけで気づくこともあります。

    中村小春
    公認心理師・臨床心理士

    人は無意識に他人との間にパーソナルスペースというものを作って、自分自身を守っています。スキンシップはそのパーソナルスペースを一気に縮め、心身ともに無防備になる状態です。「この人なら大丈夫」という安心感がない状態では、身体が危険を感じて拒否反応を起こすことは、生物学的にも心理的にも当然のことでしょう。

    彼氏とのスキンシップが生理的に無理・気持ち悪いと感じる理由

    彼氏とのスキンシップが生理的に無理・気持ち悪いと感じる理由をまとめました。

    • 清潔感がなさすぎるから
    • 嫌悪感を抱いているから

    清潔感がなさすぎるから

    清潔感は、パートナーと円満に付き合っていくためには欠かせない要素です。

    どれだけ相手に好意を抱いていても、体臭が臭かったり、服が汚れていたり、ゲップをしていたりすると、スキンシップを拒絶してしまうでしょう。

    実際に付き合う上で清潔感を重要視している女性は多く、歯が汚かったり、髪がボサボサだったりした時点で異性として見られないという意見はたくさんあります。どれだけパートナーの見た目が良くても、トイレの後に手を洗わない人には触られたくないですよね。

    たとえ付き合うのは良かったとしても、いざ体が触れ合うとなったら生理的に無理と感じてしまうことはごく自然のことです。

    嫌悪感を抱いているから

    彼氏に対して嫌悪感を抱いているのも、スキンシップが受け付けられなくなる一つの要因でしょう。

    たとえば彼氏や夫が育児や家事などの手伝いをまったくしないのに、スキンシップだけは積極的だと、イライラやモヤモヤが募りますよね。「なんでそういうときばっかり…」と不満が出てきて、いつの間にか拒否することが当たり前に。結果として触られるのも生理的に無理になったという事例はよくあります。

    ただしホルモンバランスの影響で一時的に嫌悪感を抱いてしまうこともあるので、急にスキンシップが無理と感じる場合は、少し様子を見てみると良いでしょう。

    中村小春
    公認心理師・臨床心理士

    表面上は許していたり、しょうがないと思っていたりすることでも、心の奥底では許せないと感じていたり、本当は言いたいことを言えていない状態でスキンシップに臨むと、身体が拒否反応を起こしてしまうということがあります。カウンセリングの中で、ご自身の心と向き合うことでそれに気付き、パートナーと話し合うことでまた元のようにスキンシップが行われたというケースもあります。

    結婚?別れる?彼氏とこの先どうしたらいい?

    彼氏との未来を考えていきたいのであれば、まずは自分の本音を彼氏に伝えてみましょう。

    いきなり直球で「あなたとのスキンシップは生理的に受け付けない」と伝えるのではなく、軽くやんわり伝えてみてください。

    たとえば「スキンシップが少し苦手だから、キスやハグじゃなくて、手をつなぐところから始めてもいいかな?」という伝え方です。自分の本音も解放しつつ、相手に配慮するような伝え方が大切といえます。

    もし彼が本当にあなたのことを大切に思っているなら、あなたの気持ちを理解し、寄り添ってくれるはずです。焦らず、少しずつ2人の関係性を育むことで、スキンシップに対して嫌悪感を感じなくなることもあります。

    時間をかけてお互いの気持ちを大切にしながら前進していくことが、関係を改善する近道となります。別れる選択肢を選ぶのは、上記のようなことを試してみてからでも遅くないでしょう。

    中村小春
    公認心理師・臨床心理士

    自身のパーソナルスペースを守り、そこに他人を入れていくことに時間がかかるのは当然のことです。周囲の”当たり前”に流されずに、あなたのペースで進めていけるといいですね。

    彼氏との未来を考えるにしても、別れるにしても自分の気持ちを理解することが大切

    このまま付き合っていく、別れる、どちらか選ぶにしてもまずは自分の気持ちを理解しなければいけません。

    あなたは本当にパートナーのことを好きなのか、なぜスキンシップに嫌悪感を抱いているのか、自身の過去を見返してみて、自分がどうなりたいのかを考えていきましょう。

    ふうふの相談窓口では、夫婦・カップルの悩みを分析し、解決まで導くカウンセリング・コーチングサービスを実施しています。プロの公認心理師、臨床心理士があなたが本当になりたい姿を発見・実現できるようサポートしますので、カップル・夫婦関係に悩んでいる方はぜひご利用ください。