セックスレス状態の夫婦やカップルの中で、「レスを改善するのは無理」「諦めるべきなのかな」と、悩みを抱えている方もいるかと思います。
実際にカウンセリングを受けられる来談者の中には、「何度かこちらから求めていますが頑なに拒まれます」「こちらから何度か誘っても疲れてる、そんな気がしないと断われ続けて、もう誘う気もしないし諦めてます」という悩みを持つ方も多い傾向です。
ずっと辛い気持ちが続くぐらいなら、いっそのこと諦めて、心も体も楽になりたいですよね。しかし諦め方がわからない、諦めてこの先の夫婦生活どうするの、と不安も出てくるでしょう。
また諦めたくないという気持ちが強い方もいるはず。
そこで本記事ではセックスレスを諦められた事例や、諦められない場合の対策を解説します。

ふうふのマガジン編集部では、公認心理師・臨床心理士の監修のもと、夫婦関係・セックスレス・に関するテーマで情報発信をしています。SEOディレクターとして1,000本以上の記事を執筆してきた経験をもとに、見やすさ、わかりやすさを心掛けています。
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拒否されるから?セックスレスの改善を諦めてしまう理由
セックスレスの改善を諦めてしまう理由はさまざまです。
仕事の疲れや育児の忙しさでセックスができなくなったなど、内的な要因が代表的。レス改善のためにパートナーと一緒に寝る時間を決めたものの、結局体力がなく、レスの解消を諦めてしまったというケースもあります。
また妻(彼女)・夫(彼氏)がセックスを拒否するようになり、どれだけ頑張って誘っても振り向いてくれなかった結果、諦めてしまったという場合もあります。
そのほかにも、SNSを見せてママ友のスタイルの良さをちらつかせたり、髪型を変えてイメチェンしたり、2人目を作ろうかと提案したりなど、雰囲気を作るために努力をしたけど、結局実らなかったという結果も。
実際にふうふの相談窓口で相談に来られた男性は、もっと見た目も内面も魅力的になれるよう努力したものの、パートナーからの反応は皆無。「もうどうでもいいや」と思うようになり、レスの改善を諦めてしまいました。
セックスレスの解消を諦めてしまう理由は人それぞれです。
【100人に聞いた】セックスレス解消したい気持ちをどうやって諦めた?
- 趣味や仕事、子育てに没頭した 27 %
- 風俗・自慰行為をした 24 %
- 我慢した 12 %
- セフレを作った 5 %
- その他 32 %
ふうふの相談窓口は、セックスレス当事者にアンケートを実施し、レス解消をどのように諦められたのかという調査をしました。
もっとも多かったのが、趣味や仕事、子育てに没頭すること。具体的にはアイドルの推し活やホストクラブを利用するなど、さまざまです。次いで風俗や自慰行為が多く、その他には「しないことに慣れた」「キスやハグなどスキンシップを増やした」といった回答がありました。
そこでセックスしたい気持ちをどうやって諦めたのか、アンケート内容と具体的な体験談をもとに解説します。
セックスレスの原因とレスになったらやるべきことを現役の夫婦カウンセラーが解説
仕事や趣味に没頭した
妻・夫とセックスするのを潔く諦めるために、仕事や趣味に没頭したという事例もあります。
レスによる寂しい気持ちは非常に辛いことは確かですが、仕事や趣味に没頭した結果、忘れられることがあるのは事実です。たとえば中間管理職や資格取得を目指すというキャリアアップの目標、アイドルやVTuberの推し活など。
なにかにどハマりして、悩んでいたことをいつの間にか忘れていた経験はありませんか。セックスもそのようにして、諦めている方もいるようです。

公認心理師・臨床心理士
何か新しいことを始めることによって、新しい人間関係や価値観が手に入り、セックスやセックスレスに対する見方も変わることがあります。人は悩んでいるととても視野が狭くなり、ネガティブな思考に陥りやすくなります。あえて悩みから一旦離れて全く関係のないことをしてみることも悩みを解消する手段の一つとしておすすめです。
子どもに愛情を注ぐことに専念した
セックスレスの解消を諦めるために、子どもに目を向けるようになる方は非常に多い傾向です。
実際にふうふの相談窓口が実施したアンケートでも、子供と遊んだり、買い物に行ったりすることで、セックスの寂しさを忘れて、諦められたという回答が多く見受けられました。
男性、女性ともに多く見られた回答であり、やはり子どもの存在は家族にとって大きなものであることがわかりますね。
キスやハグなどのスキンシップを多めに取るようにした
キスやハグなどのスキンシップを大事にすることで、パートナーとのセックスを諦められた事例があります。
レスによる寂しく辛い気持ちを、スキンシップで埋めているからです。「パートナーから愛されている」ことがわかると、幸福ホルモンなどの影響で心が満たされた状態になり、セックスしなくてもいいという気持ちが出てくる場合があります。
セックスレスの状態ではあるものの、パートナーとの仲が悪くない場合は、たくさんのスキンシップを試しても良いかもしれません。

公認心理師・臨床心理士
ハグをするだけで、精神的な安らぎを与えるオキシトシンや、喜び・快楽、意欲をもたらすドーパミン、感情をコントロールして精神を安定させるセロトニンの分泌量を増やす効果が期待できます。実はセックスにこのような感覚を求めている人も多いため、スキンシップで気持ちが満たされることがあります。
セックスしないことに慣れた
セックスに陥ると、どうしても寂しさや辛さ、そして欲求不満な気持ちが溢れ出てくるでしょう。しかし長いことレス状態が続くうちに、自然と心が慣れてきたという人も少なくありません。
実際にパートナーとのセックスを諦めた人にアンケートした結果、「最初は本当に辛かったけれど、最近ではセックスをしなくても困らなくなった」と回答が返ってきました。さらに、「セックスするという面倒なことが一つ減ったし、相手に気を使わなくなってよくなった」とポジティブな意見があったのも事実です。
人間は環境に順応する生き物なので、しないことが当たり前になると自然とセックスレスの解消も諦めてしまうのでしょう。
セックスレスを解消したい気持ちを諦められない人が取るべき行動
どうしてもパートナーとのレス解消を諦められない場合は、専門家の力を借りるのが1番です。
セックスレスになった原因は自分自身では見つけにくく、改善手段の選択をミスしてしまうと、余計に夫婦・カップル間の関係が悪くなる恐れがあります。
取り返しのつかない事態に陥る前に、安心して専門家を頼ってみてください。
ふうふの相談窓口はあなたの味方です。公認心理師・臨床心理士として経験豊富なカウンセラーが、あなたのパートナーとして夫婦関係の改善まで導きます。
ぜひ一度ご相談ください。